18卒出版社希望就活生の記録【1】

希望の所から内々定をいただき(出版とは関係ない業界です)、すこし落ち着いて自分の就職活動を振り返ることができるようになったので、かねてより書きたいと思っていた就活活動記録をしたためることにいたしました。

ほかに対して業界研究もせず、ただ「本が好きだから」という理由で盲目的に目指し続けた出版業界。面接を受けている段階では「私がこの斜陽業界を元気にする!」「書物は減れどもなくならない!」などとポジティブなことを言うように努めておりましたが、こうして縁もなかったと分かった今、ようやく自分の気持ちに正直になれます。

出版業界は、間違いなく、今後がないです。

出版業界なんて目指す奴は馬鹿です。

まあ何を言ったところで、結局落ちた人間の遠吠えにしかならないので恥ずかしいのですが、出版業界がヤバいのは皆わかってることなのでいまさら言うまでもないとは思いますが。この間講演聞きに行った某漫画家も「出版社も編集者もいらない時代がすぐにくる」って言ってたしなあ。すでにweb漫画や小説を拾い上げてまとめて書籍化するだけの存在に成り下がりかけてるしなあ。でも個人的には、今一番いらない存在なのは取次だと思ってます。次点が出版社。印刷会社は、凸版とDNPを二強に、目立った強みのない弱小は淘汰されながらも細々続いていくでしょう。レトロ印刷のような工房っぽいところも残りそう。

でも、誰が何と言おうと、文系学生の多くがどうしてもやっぱり憧れてしまうのが出版社なんですよねえ。ふしぎ。自分もそうだったのでわかるけど。

 

ともかく

そんな出版社の就活情報、あまりにも少なすぎますよね。だからこそ、選考を受けた者が、その情報をこうしてネットに残していくのは、ある意味義務かな思います。連綿と受け継がれていく「出版就活の記録」の一部として、参考になれば幸いです。